ノラネコ不妊化事業

更新日:2021年09月21日

ノラネコ不妊化事業とは?

ノラネコに関係する問題は、全てネコが適切に飼養されていないことに起因します。

つまり、ノラネコ問題を解決するには、まず飼い主が責任を持って自分の飼いネコを適正に飼養すること、そしてネコを飼っていない人はネコに餌を与えないことが必要不可欠です。しかし、今からネコ適正飼養*のルールを守ったとしても目の前にいるノラネコには飼い主がいないため誰にも責任が取れません。

そこで、「飼い主がいないネコは行政が責任を持つ=ノラネコを不妊化し、これ以上増やさないようにする」これがノラネコ不妊化事業です。

ただし、ノラネコの不妊化を進めている隣で、ネコ適正飼養が守れない人やノラネコに餌やりをする人がいたとすると、事業の効果は得られません。効率よく効果的に事業を進めるために、地区単位としてノラネコ不妊化事業を実施しています(地区全体でネコ適正飼養に取り組む合意形成を図ることが必須です)。

 

*ネコ適正飼養

対馬市では平成22年に“対馬市ネコ適正飼養条例”が施行されました。「ネコの適正飼養」については、この条例内容の遵守がカギになります。

事業の目的

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この事業は、不妊化により飼い主のいないネコを減らしていくことで、人やネコの生活環境をより良くするとともに、ノラネコによる生息地圧迫や感染症などの脅威から絶滅の危機にあるツシマヤマネコを守ることを目的としています。

ノラネコ不妊化の流れ

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行政がノラネコを捕獲し、動物病院にて不妊処置した後、捕獲した場所に再び放します

地域住民の方には、地区のネコを見守り(監視)していただきます。

不妊処置したネコは、目印として耳先をカットします。

地区内には飼いネコか耳先カット済みのノラネコしかいない状態に保つことが重要です。

そもそも、どうして不妊化が必要なの?

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ネコは繁殖力が強く、1年で1頭のネコが20頭以上になることもしばしばです。

そのため、根本的にノラネコが新たに生まれないように不妊手術を行います。

野生で暮らすノラネコは飼いネコと比べ寿命が短いと言われているため、年月が経つにつれ数が減り、衛生環境の向上や被害の減少につながります。

また、捕まえて処置を施すことで、現在ネコやツシマヤマネコを脅かしている感染症の対策にもなり得ます。

ノラネコ不妊化事業のすすめ方

ここからは、実際に事業に取り組みたい方向けに、さらに詳しいすすめ方をご紹介します。

具体的な実施項目

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事前準備(地区集会・事業説明会の開催)

ネコの飼い方の見直し

地区での事業参加の合意形成

ノラネコの生息情報を集める

→市役所が不妊化するネコの目安頭数を決定

 

 

実施中

ネコを正しく飼う

ノラネコの生息情報を市役所へ提供

→情報をもとに、市役所がノラネコの

捕獲・不妊化・放獣を行う

 

 

終了後

続けてネコを正しく飼う

不妊手術の終わったノラネコを見守る(監視)

*ノラネコへの餌やりは厳禁。新たなノラネコが居着かないようにする。

地域との役割分担

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この事業を行うためには住民の皆さんと行政(市役所)互いの協力が不可欠です。

住民の皆さんには

今後地区内にノラネコが増えない取り組み(適正飼養)」を行っていただき、

市役所は

現在地区内にいるノラネコが増えないようにする取り組み(不妊化)」を実施します。

 

【ポイント】

ノラネコの不妊化を進めている隣で、ネコ適正飼養やノラネコへの餌やり禁止などのルールが守られていないと事業の効果が得られなくなってしまいます。

そのため、市では地区を単位とすることで効果的に事業を実施しています。

地区全体でネコ適正飼養に取り組む合意形成を図ることが必要です)

 

過去には、地区全体でネコ適正飼養の合意形成を図り、ノラネコ不妊化事業に取り組んだものの、適正飼養が守られなくなってしまったため、再びノラネコが増えて残念ながら失敗した地区もあります。

事前準備をしっかりと行い、地域一丸となって継続的に適正飼養に取り組みましょう!

【クイズ】ネコとの関わり方を考えよう

1、誰を見習えばいいの?

ある日、とある地区に住むFさんからノラネコが増えて困っていると相談がありました。

調査をすると、次のような状況であることがわかりました。

さて、どの家の飼い方、ネコとの関わり方がよいのでしょうか。

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【答え】

答えはAさんとBさんのネコとの関わり方でした。

では、次の問題でさらに詳しく観察してみましょう。

2、改善点を考えよう!

次はこの地域の改善点を考えてみます。

もしあなたがこの地域でノラネコ対策を行うなら、どんなところを改善したいですか?

ぜひ、市役所職員になったつもりで考えてみてください。

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赤字のマルバツはクイズ1の回答です。

Dさんはネコを飼っていませんでしたが、生ごみが意図しない餌やりとなってしまい、

Gさんは飼いネコに与えているつもりが、ノラネコが食べに来てしまっていました。

一人一人がどのように心がければもっとネコと心地よく暮らせるようになるのでしょうか?

クイズの答え(一例)

それでは、改善策の一例をご紹介します。

しかし、地域によって解決の方法は様々ですので

実際に行うときはその地域、人、ネコに合わせた方法無理なく共存することが大切です。

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改善のポイント

・においのもととなる糞尿処理はしっかり行う

・仔ネコが生まれたらすぐに登録申請を行う

・生ごみはコンポスト容器に入れるなど、動物があされないようにする

・ノラネコに餌は与えない(飼いネコの場合も与え方・餌の量に注意)

→対馬市ではノラネコへの給餌は条例で禁止されていますので特にご注意ください。

 

他に、室内で飼うようにする、首輪をつける、不妊・去勢手術を行う、

面倒が見きれない仔ネコは飼える人に譲る、なども大切な取り組みのひとつです。

ネコをきちんと飼い、ノラネコと適切な方法で関わることは

ケンカの防止や感染症予防など両者の安全にもつながります。

 

地域で協力してネコと快適に暮らしましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

自然共生課

〒817-8510
対馬市厳原町国分14411番地
電話番号:0920-53-6111
ファックス番号:0920-53-6122

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