~イノシシ・シカ 美味しいから始まる地域づくり~

更新日:2022年01月17日

対馬のイノシシ・シカで島おこし!

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R1年度:動物別被害割合(全国)

近年、日本全国で野生動物による被害が多数報告されています。

このような農作物や人畜に被害を与える

クマ・シカ・イノシシ・サル・カラス・アライグマなどの野生動物を有害鳥獣と呼び、

その被害総額は全国で毎年150億円を超しています。(R1農林水産省)

対馬も例外なく、イノシシやシカによる様々な被害が発生・報告されています。

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こうした被害を受け、対馬市では対策を実施すると共に

イノシシ・シカに負けない地域づくり・人づくりのために様々な取り組みをしています。

大学の力を借りて有害鳥獣を有効資源に

2014年3月26日、対馬市は大阪府立大学(大阪府堺市)と

「野生シカ及びイノシシ肉の食料利用促進を目的とした、栄養学的・食品衛生学的研究」に関する連携協定書を締結しました。

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これにより、シカおよびイノシシ肉の

「食品衛生学的リスクの評価」や

「安全かつ高付加価値な食肉製品加工方法の確立」を行いました。

また同年、対馬市イノシシ・シカ衛生管理ガイドラインを策定し、

より安心安全な食材としてのジビエ提供が実現しました。

 

埋却処分されるはずの有害鳥獣対策で捕獲されたイノシシやシカを

食用資源として活用することで、対馬市の地域振興につながっています。

対馬いとなみ協議会

 大学と共同研究を進める傍ら

2014年には美津島町加志にあった施設を改修工事し、

対馬猪鹿加工処理施設が始動しました。

 

この施設では駆除されたシカ・イノシシの解体処理と食肉製品製造業に取り組み、

ジビエ精肉やソーセージ、ベーコンなどを製造しています。

このジビエは地域の学校給食でも提供されており、

caro(カロ)という名称で、島内店舗での販売も行われています。

解体された肉を持って見せる画像
caro商品写真

上:ソーセージ、下:パテ

また、解体処理で残った皮を塩漬けにし、

専門企業に皮なめしを依頼することで皮革の利活用も推進しています。

 

 

これら皮革・ジビエ製品の売り上げ金は

有害鳥獣被害対策を行うことを目的にできた対馬いとなみ協議会の収益になります。

製品は対馬いとなみ協議会にて販売しておりますので

 

下記caro(カロ)販売ページまたは

対馬市役所農林水産部自然共生課まで

お問い合わせください。

 

この記事に関するお問い合わせ先

自然共生課

〒817-8510
対馬市厳原町国分1441番地
電話番号:0920-53-6111
ファックス番号:0920-53-6122
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