~対馬のイノシシ・シカの歴史~

更新日:2021年04月01日

対馬は今から約300年前に、イノシシによる農業被害に悩む百姓を助けるために、陶山訥庵によって「猪鹿追詰覚書」が実施され、イノシシが絶滅した歴史があります。

対馬のイノシシ
  • 1700年~1709年:陶山訥庵「猪・鹿追詰覚書」によりイノシシが全滅
  • 平成6年:成獣一頭が目撃される。
  • 平成10年:被害が全島に及ぶ。
たくさんの猪が野をかけまわる様子が描かれている「猪鹿追詰」の写真

<中図>「猪鹿追詰」

 しかし、その後何らかの原因でイノシシが再び野生化し、平成6年に一頭の成獣が捕獲されたことを皮切りに、平成10年には被害が全島に及びました。
 一方、ツシマジカは、対馬にのみ生息するキュシュウジカの亜種で、捕獲圧の上昇により個体数が減少したことを受け、1966年に県の天然記念物に指定され、一切の捕獲が禁止されました。これにより個体数は増加し、農林業被害が発生するようになったため、1981年有害捕獲が開始され、2006年に天然記念物指定が解除されました。

対馬のシカ(ツシマジカ)
  • 1966年:天然記念物指定(県)→狩猟及び有害駆除等一切捕獲禁止
  • 1970年:農林業被害が目立つようになる
  • 1981年:有害駆除開始
  • 2006年:天然記念物指定解除
推定生息頭数(表1)
年代 生息頭数 調査手法
昭和55~57年度 274-1,205頭 糞粒法
平成4~5年度 2,730頭 糞粒法
平成8~9年度 4,369または28,783頭 糞粒法
平成12~13年度 56,368頭 糞粒法
平成16~17年度 49,309頭 糞粒法
平成23年度 33,416頭 糞塊法
平成25年度 46,479頭 糞塊法
平成27年度 39,200頭 糞塊法
令和2年度 41,700頭 糞塊法

自然生態系への影響が少ないとされる頭数:3,500頭

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