令和5年 新年のご挨拶

更新日:2023年01月04日

新年あけましておめでとうございます。

皆様におかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

また、日頃より市政に対しまして深いご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

昨年は、ロシアによるウクライナ侵攻により罪のない多くの命が犠牲となった悲しいニュースが報じられ、現在もその状況は続いております。さらに、ロシアは核兵器の使用も辞さないことを示唆しており、核戦争がまさに現実味を帯び、世界に緊張が走っています。このような行為は、国際社会の平和と秩序の根幹を脅かすものであり断じて許すことはできません。一刻も早く対話による解決が図られ、ウクライナの人々に平和が戻ることを切に願っております。

新型コロナウイルス感染症につきましては、令和4年も感染拡大による影響を大きく受けた1年となりました。本市におきましても、1日あたりの陽性者が100人を超えるなど、医療体制を含め、市民生活に多大な影響を及ぼしました。そのような中でも、これまで積み重ねられた知見や感染対策を徹底したうえで、市内各地でイベントが開催され、少しずつではありますが活気が戻ってきたことに安堵しているところでございます。今後も、国のWithコロナに向けた政策の考え方に基づき、新型コロナウイルスへの対応と社会経済活動の両立に取り組んでまいります。

市内に目を向けますと、昨年4月30日には待望の対馬博物館が開館いたしました。平常展とあわせて、特別展や展覧会、各種イベントを開催するなど、「対馬を伝え、交わりを生み、つないでいく」をコンセプトに博物館活動を展開しております。今後も、対馬の魅力を国内外に発信し、来島者を対馬各所に誘導する情報発信の場として、また、来館者が自主的かつ主体的に学ぶことができる学習支援活動にも積極的に取り組み、対馬の豊かな自然、歴史、文化、芸術を未来に継承してまいります。

また、11月には「対馬の盆踊」を含めた41件で構成する盆踊りなどの民俗芸能「風流踊」がユネスコ無形文化遺産に登録されるという大変喜ばしいお知らせがございました。それぞれの地域の歴史と風土を反映し、多彩な姿で今日まで続く風流踊は、地域の活力の源として大きな役割を果たしてきました。対馬においても各地域で古くから踊られてきましたが、近年の担い手の減少や高齢化によって保存継承が難しくなり、現在はわずかな地域での伝承となっております。今回の登録を励みとして、対馬での盆踊の復活や保存継承に向けた課題の改善、未来を担う子ども達への普及啓発など、更なる取組の推進に努めてまいります。

現在、雄大な自然と歴史が残る対馬の魅力に多くの人々の注目が集まっています。金田城などオンリーワンの観光資源を核とした観光PRに取り組み、交流人口の拡大を通じて地域活性化を図るとともに、SDGs未来都市として、対馬固有の自然環境や文化を守っていく持続可能な観光に取り組んでまいります。

新たな年を迎え、任期2期目も間もなく残り1年となります。第2次対馬市総合計画に掲げる「自立と循環の宝の島 対馬」の実現に向け、引き続き、市民協働・市民主体のまちづくりに取り組んでまいりますので、本年も、市政に対します相変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、新しい年が皆様方にとりまして、活力に溢れ、笑顔が輝く素晴らしい年になりますよう心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

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