平成23年度予算
平成23年度当初予算 総額397億円
一般会計前年度比3.8% 増、基金取り崩しは約4億円
3月議会で可決された対馬市の平成23年度当初予算についてお知らせします。
平成23年度の予算規模は、一般会計が前年度比3.8%増の288億1,100万円で、11の特別会計を合わせると前年度比2.4%増の総額397億2,961万円となっています。
一般会計において、歳入における自主財源の一つである税収は全体の1割弱であり、地方債残高は平成22年度末見込みで約530億円となり、類似団体と比較しても非常に多い状況であり、引き続き非常に厳しい状況にあります。
一目でわかる今年のしごと~わかりやすい平成23年度予算書~
対馬市が1年間にどれだけの予算を使って、どのような事業を実施しようとしているのかを、市民の皆様に分かりやすく具体的にお伝えするために、「一目でわかる今年のしごと~わかりやすい平成23年度予算書~」を作成しました。
一目でわかる今年のしごと~わかりやすい平成23年度予算書~ (PDFファイル: 30.7MB)
一般会計(288億1,100万円)
歳入
使用料や分担金などのように市が自主的に収入することができる財源(自主財源)は40億6,798万円(全体の14.1%)で、その柱である市税は27億4,117万円(対前年度比5,227万円、1.9%の減)と見込んでいます。


歳出
歳出で前年度からの増加額が大きいものは、農林水産業費26億1,939万円(4億6,170万円、21.4%の増)、衛生費37億1,558万円(3億8,218万円、11.5%の増)、教育費22億4,199万円(2億4,994万円、12.5%の増)などで、前年度から減少したものは、公債費64億1,428万円(7億5,690万円、10.6%の減)などがあります。


主な使いみち
総務費 (41億5,672万円)
- 移動通信用鉄塔施設整備事業(日掛) 3,002万円
- 住宅用太陽光発電設備導入費補助金 500万円
- 防犯灯LED化促進事業 1,538万円
- 市営有償バス運行管理委託料 2,581万円
- 基金積立(5基金) 7億8,670万円
民生費 (62億9,234万円)
- 児童措置費 7億9,256万円
- 生活保護費 14億9,780万円
- 社会福祉協議会補助金 1億2,713万円
- 後期高齢者医療広域連合負担金 3億5,794万円
衛生費 (37億1,558万円)
- 地域グリーンニューディール基金事業 2億8,386万円
- ごみ処理関連経費 8億6,807万円
- し尿処理関連経費 2億9,905万円
- 合併処理浄化槽設置整備事業補助金 2,982万円
- 県病院企業団負担金 9億8,963万円
農林水産業費 (26億1,939万円)
- イノシシ等有害鳥獣被害対策事業 9,308万円
- 農家所得パワーアップ事業 3,852万円
- 対馬しいたけ再生プラン事業 2,942万円
- 林道整備事業 8,695万円
- 離島漁業再生支援交付金事業 3億906万円
- 漁港整備事業 10億5,580万円
商工費 (5億6,421万円)
- 対馬観光リニューアル事業 4,527万円
- 消費生活相談事業 439万円
- 対馬観光物産協会補助金 1,868万円
- 観光施設管理等委託料 9,494万円
土木費 (16億1,056万円)
- 市道久田日掛線改良事業 1億3,160万円
- 市道赤島線改良事業 1億5,180万円
- 市道仁田志多留線改良事業 1億100万円
- 市道西津屋線改良事業 9,000万円
- 港湾建設整備事業 2,556万円
- まちづくり交付金事業 3億700万円
消防費 (9億3,907万円)
- 貯水槽設置事業 3,100万円
- 消防団拠点施設建設事業 2,500万円
- 小型動力ポンプ、消防用自動車購入事業 3,956万円
- 消防団運営費補助金 2,821万円
教育費 (22億4,199万円)
- 通学バス運行委託料 1億1,208万円
- 太陽光発電施設設置事業 3,087万円
- 文化財保護関連経費 8,350万円
- 体育協会補助金 2,000万円
- スポーツ活動振興補助金 1,000万円
特別会計
特別会計とは、特定の事業を行う場合、その事業だけに特定の歳入を充てるため、一般会計と区別している会計です。本市には、次の11の特別会計があります。
会計名 | 予算額 | 対前年度増減額 | 対前年度増減率 |
---|---|---|---|
診療所特別会計 | 3億5,275万円 | -1,600万円 | -4.3 |
公共用地先行取得特別会計 | 144万円 | -244万円 | -62.9 |
国民健康保険特別会計 | 54億4,456万円 | -1億1,857万円 | -2.1 |
後期高齢者医療特別会計 | 3億2,180万円 | -1,399万円 | -4.2 |
介護保険特別会計 | 34億1,623万円 | 2億6,051万円 | 8.3 |
介護保険地域支援事業特別会計 | 1億1,959万円 | -115万円 | -1.0 |
特別養護老人ホーム特別会計 | 2億6,153万円 | -2億1,341万円 | -45.0 |
簡易水道事業特別会計 | 9億542万円 | -2,182万円 | -2.4 |
集落排水処理施設特別会計 | 2,210万円 | -150万円 | -6.4 |
旅客定期航路事業特別会計 | 4,084万円 | 431万円 | 11.8 |
風力発電事業特別会計 | 3,253万円 | -17万円 | -0.5 |
合計 | 109億1,861万円 | -1億2,423万円 | -1.1 |
企業会計
企業会計とは、地方公営企業として、一般会計とは独立して運営します。運営に関する費用は、その事業の活動による収入を充てます。
収益的収入では黒字ですが、資本的収入での赤字額は当年度分損益勘定留保資金などで補てんして運営します。
区分 | 予算額 |
---|---|
収益的収入 | 2億8,374万円 |
収益的支出 | 2億6,237万円 |
資本的収入 | 7,185万円 |
資本的支出 | 1億279万円 |
更新日:2021年04月01日