平成24年度予算

一般会計前年度比0.6％減、基金取り崩しは約3億円

 平成24年度の予算規模は、一般会計と9つの特別会計を合わせて総額400億3,221万円となり、 前年度と比べると0.8％の増となっています。一般会計については、前年度比0.6％減の286億3,900万円となっており、2月末に 市長選挙が行われたことから、義務的経費を中心に編成した骨格予算となっています（内訳は下のグラフのとおり）。 一般会計の歳入の柱であるべき税収は全体の1割弱であり、また、地方債残高は平成23年度末見込みで約497億円（特別会計 を合わせると約559億円）となり、類似団体と比較しても非常に多い状況であるため、引き続き厳しい状況にあります。

使用料や分担金などのように市が自主的に収入することができる財源（自主財源）は38億1,209万円（全体の13.3％）で、その柱である市税は27億5,229万円（対前年度比1,111万円、0.4％の増）と見込んでいます。

 歳出で前年度から増加したものは、土木費22億7,360万円（6億6,304万円、41.2％の 増）、農林水産業費27億8,800万円（1億6,861万円、6.4％の増）となっており、前年度から減少したものは、教育費19億1,225 万円（3億2,974万円、14.7％の減）、衛生費34億9,919万円（2億1,639万円、5.8％の減）、公債費62億1,032万円（2億396万円 、3.2％の減）などがあります。

• 移動通信用鉄塔施設整備事業（茂木、田ノ浜、中山） 1億895万円
• 住宅用太陽光発電設備導入費補助金 500万円
• 防犯灯LED化促進事業 2,119万円
• 市営有償バス運行事業 2,309万円
• 基金積立（5基金） 5億290万円

• 児童措置費（児童手当等） 7億1,490万円
• 生活保護費 15億1,869万円
• 社会福祉協議会補助金 1億2,290万円
• 後期高齢者医療広域連合負担金 3億7,052万円

• 汚泥再生処理センター整備事業 2億8,296万円
• ごみ処理関連経費 7億6,789万円
• し尿処理関連経費 2億7,609万円
• 合併処理浄化槽設置整備事業補助金 2,529万円
• 県病院企業団負担金 9億2,318万円

• イノシシ等有害鳥獣被害対策事業 8,358万円
• 漁協施設整備支援事業 1億2,371万円
• 対馬しいたけ再生プラン事業 7,358万円
• 林道整備事業 7,846万円
• 離島漁業再生支援交付金事業 3億892万円
• 漁港整備事業 13億4,165万円

• 対馬観光リニューアル事業 5,037万円
• 消費生活相談事業 563万円
• 対馬観光物産協会補助金 2,180万円
• 観光施設管理等委託料 1億92万円

• 市道久田日掛線改良事業 2億9,076万円
• 市道赤島線改良事業 3億240万円
• 市道横浦塩浜線改良事業 1億4,048万円
• 市道仁田志多留線改良事業 1億390万円
• 港湾施設整備事業 3億4,478万円
• まちづくり交付金事業 2億2,770万円

• 消防救急デジタル無線整備事業 1,848万円
• 消防団拠点施設建設事業 5,000万円
• 消防団運営費補助金 2,771万円

• 通学バス運行委託料 1億1,497万円
• 図書購入事業 2,399万円
• 文化財保護関連経費 6,302万円
• 体育協会補助金 2,000万円
• スポーツ活動振興補助金 1,000万円

 特別会計とは、特定の事業を行う場合、その事業だけに特定の歳入をあてるため、一般会計と区別 している会計です。本市には、次の9つの特別会計があります。

 企業会計とは、地方公営企業として、一般会計とは独立して運営します。運営に関する費用は、その事業の 活動による収入を充てます。
 収益的収入では黒字ですが、資本的収入で不足する額は当年度分損益勘定留保資金などで補てんして運営します。