【解説6】外郭団体とは

更新日:2021年04月01日

外郭団体とは、高度化・複雑化する市民ニーズに対し、民間セクターの多様な 資金や人材、経営ノウハウ等を活用することにより、行政が直接実施するより機動的かつ柔軟に公共サービスが提供できるよう設立された団体であり、高い専門性を発揮しつつ、行政機能を補完・代替する役割を果たすべきであり、「官から民へ」「民間でできることは民間で」といった行政改革の基本理念の延長上に存在しています。行政は、出資・人的派遣をし、業務内容において、極めて強い関連性を有しています。
 しかしながら、団体の中には、社会経済情勢の変化等により当初の目的の設立意義を失いつつあるものの、さらには、行政との関係において独占的・優位的な 条件の下で業務を実施していることから、ともすれば市場原理が働きにくく、業務の改革・改善への気運が弱くなりがちであることなど、様々な課題も指摘されています。