海ごみをタイルアートとして対馬の宝に!

更新日:2023年05月30日

対馬は、立地、地形、海流、気象等の地理的な条件が重なり、多くの海ごみが押し寄せます。市では、漁業者やボランティアの皆さまの協力を得ながら、毎年約8千立方メートルを回収し、対馬クリーンセンター中部中継所(峰町櫛)にて、再資源化に取り組んでいます。
ここで破砕処理された海洋プラスチックを芸術分野で利用し、海洋プラスチックごみ問題への視覚的な関心を高めようと、対馬市の連携企業である株式会社博多大丸では、「海ごみタイルアートプロジェクト」を始動。海洋プラスチックを価値あるものに変える「プレシャスプラスチック」という活動の中で、海洋プラスチックを様々な色のタイル型に成形し、それらを貼り合わせて1つの絵柄で表現しようというものです。令和5年4月22日(土曜日)、中部中継所において、長崎県立対馬高等学校ユネスコスクール部や対馬市立西部中学校自己表現部の生徒、市民の皆さまとの共同作業によりアート作品を展示しました。作業を通じ、生徒たちからは「色鮮やかできれい。かわいい」や「ごみを使ってアートを作れたのはとても貴重な体験」といった感想が聞かれ、ごみを“ごみ”として捉えるのではなく、価値ある資源に変えることができる可能性を参加者みんなで共有しました。

中部中継所で制作したアート作品。絵柄は対馬の代表的な渡り鳥である「ヤマショウビン」です

タイルづくりは西部中学校の生徒の皆さんに協力いただきました

タイルを並べ、貼り付ける。小中高の児童生徒と一般市民の約30名、KOMIYA SILVERの小宮翔氏、博多大丸とプレシャスプラスチック唐津のスタッフが力を合わせて制作

4月22日のイベント後、西村明宏環境大臣と大石賢吾長崎県知事が海ごみタイルアートを見学

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