Ocean Good Art

更新日:2024年03月08日

海ごみアートでつなぐ、オーシャングッドコミュニティ

「Ocean Good Art」とは

Ocean Good Art(以下、OGA)は、対馬市の海岸漂着物対策事業の一環として、2022年10月に「対馬海ごみアート×NFTプロジェクト」の名称で誕生しました。そして、「海ごみアートでつなぐ、オーシャングッドコミュニティ」をコンセプトに定めて、「海にとって良いこと」を「アート」で実現する取り組みを行うことの象徴として「Ocean Good Art」という名称に改めました。

OGA」では、さまざまなアーティストの方と連携してアート作品を制作し、作品を通じて海ごみ問題に関する情報発信を行っていきます。そして、「OGA」で制作されたアート作品を販売し、作品をご購入いただくと、その購入代金の一部を対馬の漂着物回収・処理費用へ充当されます。回収しきれていない対馬の漂着ごみを少しでも多く回収することが「OGA」の目的です。

 

対馬の海ごみ問題

対馬市は海岸漂着物が日本でもっとも多い島です。その量は年間で3万~4万立方メートル。そして、その多くが島の外から流れてきており、長年にわたってこの海ごみ問題に苦しんでいます。

あまりの量の多さに回収しきれず、海岸に溜まったプラスチックはマイクロ化が進み、波風によって再漂流して日本海へ流れ込んでしまいます。

 

対馬でOGAを始める意味

日本海に流れ込んでくる海外由来の海ごみの多くは、対馬海流に乗って西から対馬近海を東に抜けて日本海へ流れ込んでいます。

そのため、対馬近海でより多くの海ごみを回収できれば、日本海に流れ込む海ごみの量を大幅に削減できる可能性があり、もっとも効率的に海ごみ回収できる場所が対馬近海と言えます。

そういった地理的特性がある対馬で行う「OGA」の取り組みは、対馬から始まりましたが、対馬のみならず日本海へ貢献できる可能性を秘めています。対馬だけでなく、より広いみなさまとの協力、ご支援をいただきながら活動の輪を大きなもととして、海ごみ問題に特化したコミュニティを構築していきたいと考えています。

 

アート購入=社会貢献

OGA」で制作するアート作品は、純粋にアートを楽しみたい方はもちろんのこと、アートを購入する行為そのものが社会貢献になるということに価値を見出していただける方に向けて販売していきます。投資・投機目的の方はこちらからお断りです。個人購入だけでなく、環境問題への意識が高い企業の購入も大歓迎です。

購入する方も、参加するアーティストやギャラリーも、もちろん対馬も、関係者全員にメリットがある仕組みを構築し、海をきれいするための持続可能な取り組みを目指します。

 

将来的な展望

OGA」がDAO的な役割となり、参加するアーティストや「OGA」の活動を支援してくださる方をまとめるコミュニティとなって、日本海の海洋保全へ貢献するコミュニティとなることを目指します。

 

第一弾アーティスト 活動実績

アーティスト:しばたみなみ

活動期間:2024年1月18日~2月20日

制作場所:対馬市上県町佐須奈 hatoba

テーマ:「祠」”HOKORA”

作品数:6点

作品紹介(しばたみなみInstagram):

厳原町:小茂田浜「自然と不自然」

美津島町:赤島「REAL・現時点」

豊玉町:クジカ浜「猛」

峰町:木坂の藻小屋「蓄積」

上県町:井口浜「連なり」

上対馬町:ソモヤ浜「痕跡」

 

活動詳細(外部リンク)

WebサイトやInstagram、facebook、YouTubeをご確認ください。

Webサイト

Instagram

facebook

・YouTube ※準備中

 

■お問合せ

OGAに対する寄附、アーティスト参加希望、作品購入、取材申込など各種問い合わせは下記からお願いします。

・事務局お問合せ

この記事に関するお問い合わせ先

SDGs推進課

〒817-8510
対馬市厳原町国分1441番地
電話番号:0920-53-6111
ファックス番号:0920-53-6112

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