令和3年 新年のご挨拶

更新日:2021年04月03日

新年あけましておめでとうございます。

皆様におかれましては、健やかに令和3年の新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
日頃より市政に対しまして深いご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

さて、昨年3月1日の対馬市長選挙におきまして、多くの市民の皆様をはじめ各方面からの力強いご支持を賜り、2期目の市政運営を務めさせていただくこととなりました。
1期目を振り返りますと、公約として掲げた返礼品付きふるさと納税制度の構築や市内産業の活性化を図るため、有人国境離島法に基づく各種施策を活用した雇用機会拡充支援事業等に取り組んできたところであります。
2期目の航海へ漕ぎ出した矢先、中国武漢市で初めて確認された新型コロナウイルス感染症は、世界規模で感染が拡大し、国内においても、緊急事態宣言が全国に発令され、国民経済と日常生活に多大な影響を及ぼしました。

市といたしましては、国や県の支援をいただきながら、市民の命と生活を守り、地域経済の維持のため、奔走した1年でございました。

現在、ワクチン、治療薬の開発が急がれていますが、未だ収束の兆しが見えない状況にあり、本年も気が抜けない緊張の1年になることを覚悟しております。

現在、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、世界的な取り組みとなっておりますSDGsでございますが、本市では、2030年のあるべき姿として、森・里・海が連環する「サーキュラーエコノミー(循環経済)アイランド対馬」として未来像を描き、昨年7月、内閣府から「SDGs未来都市」として選定されました。今後は、現在、策定中のアクションプランを基に、「対馬市SDGs未来都市」実現のため、スピード感をもって着実に実施してまいります。

また、元寇を題材にしたゲームソフト「Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)」が発売され、全世界で大ヒットとなったことで、その舞台である厳原町小茂田浜への聖地巡礼のため、多くの方が足を運んでいただいております。
日本最強の城「金田城」に続き、多くの方々の注目が対馬に集まっています。
これを観光振興における大きなチャンスと捉え、交流人口、関係人口の誘導により、移住・定住につなげ、最重要施策である人口減少対策の起爆剤となるよう知恵を絞りたいと考えております。

そして、ウィズコロナ・ポストコロナ社会では、リモートワークやオンライン学習等、私たちの暮らしそのものが変わり、自然豊かな地域での暮らしが見直されつつあります。
本市でも、Society5.0時代に生きる子供たちのため、国のGIGAスクール構想に呼応し、令和3年3月までには、全児童・生徒一人1台のタブレット端末の配備が完了する予定であります。

引き続き、市民協働・市民主体のまちづくりを進め、「みんなが主役になる希望の島」「地域経済が潤い続ける島」「支え合いで自立した島」「自然と暮らしが共存する島」という4つの将来像の実現と「自立と循環の宝の島 対馬」を目指して、全身全霊をもって市政運営に邁進してまいりますので、本年も相変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、新しい年が皆様方にとりまして、活力に溢れ、笑顔が輝く素晴らしい年になりますよう心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。

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対馬市厳原町国分1441番地
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