平成17年度予算
平成17年度予算が可決されました(総額 503億円)~3月定例会~
対馬市の平成17年度予算などを審議する第1回対馬市定例議会が、2月25日から3月18日の22日間の会期で開かれ、平成17年度一般会計予算や条例などが審議されました。
今回、可決された17年度予算の規模は、一般会計が366億4,600万円(対前年比16億2,300万円減、-4.2%)で、10の特別会計を併せると総額502億8,864万1千円(対前年比18億3,892万円減、-3.5%)です。
また、一般会計の歳入に占める自主財源は63億3055万7千円、全体の17.3%(対前年比6億3,865万3千円減、-9.1%)で、財源のほとんどを地方交付税や国、県からの支出金、市債などに依存しています。
その他に、地方公営企業法の適用を受ける水道事業特別会計で収益的収入2億7424万7千円、収益的支出2億6,920万8千円、資本的収入1億1,840万円、資本的支出1億7,704万8千円が可決されました。
歳入 366億4,600万円

歳出 366億4,600万円

一般会計の主な使いみち
総務費
- 国際航路利用促進事業 879万4千円
{個人観光客誘致支援(島内観光バス料金助成)・対馬PR事業(韓国でのPR等)} - 地域イントラネット基盤整備事業 5億6,741万円
CATV(光 ケーブル網整備) - 戸籍等電算システム開発 2億4,006万2千円(戸籍等の電算化)
民生費
- 社会福祉協議会他負担金等 1億7,599万5千円
- 国保・老人・介護保険会計等繰出金 12億7,108万1千円
(一般会計から各特別会計への繰出金) - 障害者福祉医療費等扶助費 5億7,651万8千円(医療費の助成)
衛生費
- 離島 医療圏組合病院負担金 7億2,910万6千円
(いづはら、中対馬、上対馬病院) - 合併 処理浄化槽設置整備事業 5,875万2千円(合併浄化槽設置補助金)
- 北部 汚泥再処理センター建設事業 12億1,897万5千円(上対馬)
農林水産業費
- イノ シシ等有害鳥獣対策費 1億789万8千円(わな、ネット設置、捕獲補助)
- 有明線改良等林道整備事業(16路線) 4億4,445万3千円
- 木坂漁協整備工事他(27漁港) 32億2,570万2千円
商工費
- 観光情報システム整備工事 1,650万円{観光案内板設置(厳原・上県)}
- 観光物産協会他補助金等 5,922万7千円
土木費
- 市道和板糸瀬線改良事業 3億2,251万円(トンネル232メートル)
- 市道茂木線改良事業 4億924万1千円(トンネル200メートル)
- 街並み環境整備事業(厳原) 2億2,943万6千円(石塀、武家門の保全・改修)
消防費
- 水槽付消防ポンプ自動車等購入事業 5,204万4千円
教育費
- 北部小学校大規模改造工事 1億4,253万9千円
- 文化財保存修理事業 8,050万5千円
- 通学バス運行委託料 7,436万8千円
主な公共料金の改正内容(4月1日より)
保育所保育料
対馬市の保育料は、17年度から国の基準保育単価に改正されました。
階層区分 | 入所児童の世帯区分 | 【保育料改正額】 3歳未満児 |
【保育料改正額】 3歳以上児 |
---|---|---|---|
第1階層 | 生活保護世帯 | 0 | 0 |
第2階層 | 市民税非課税世帯 | 9,000円 | 6,000円 |
第3階層 | 市民税課税世帯 | 19,500円 | 16,500円 |
第4階層 | 所得税課税世帯(64,000円未満) | 30,000円 | 27,000円 |
第5階層 | 所得税課税世帯 (64,000円以上160,000円未満) |
44,500円 | 3歳児 41,500円 4歳以上 37,560円 |
第6階層 | 所得税課税世帯 (160,000円以上408,000円未満) |
61,000円 | 3歳児 43,660円 4歳以上 37,560円 |
第7階層 | 所得税課税世帯(408,000円以上) | 80,000円 | 3歳児 43,660円 4歳以上 37,560円 |
ただし、少子化対策として同一世帯の第3子以降については、保育料は無料と改正されました。
対馬市立幼稚園関係
- 保育料(1ヶ月)
3歳児9,100円(改正前:8,800円)、4・5歳児6,100円(改正前:5,900円) - 入園料(入園時に園児1人につき)
3歳児12,000円(改正前:11,000円)、4・5歳児9,000円(改正前:8,000円)
廃棄物処理手数料
一般廃棄物:100キログラムまで200円、50キログラム増すごとに75円
改正前
- クリーンセンター:100キログラムまで200円、50キログラム増すごとに100円
- 中継所:軽自動車以下400円、1トン車以下1,000円、2トン車以下2,000円、4トン車以下4,000円
事業系一般廃棄物:100キログラムまで500円、10キログラム増すごとに25円
改正前
- クリーンセンター:100キログラムまで500円、10キログラム増すごとに50円
- 中継所:軽自動車以下500円、1トン車以下1,000円、2トン車以下2,000円、4トン車以下4,000円
その他の改正内容
給与の改正
- 市長 720,000円(改正前:800,000円)
ただし、4~6月の3ヶ月間は400,000円 - 助役 551,000円(改正前:612,000円)
- 収入役 531,000円(改正前:590,000円)
- 教育長 531,000円(改正前:590,000円)
- 職員 55歳以上昇給停止(改正前:56歳以上昇給停止)
職員の特殊勤務手当等の廃止・削減
- 廃止:水道作業手当(月額4,000円)、税務手当(月額 4,000円)、市内旅費(行程80キロメートル以上1,300円)
- 削減:管理職手当30%カット敬老祝金
敬老祝金
(改正後) | (改正前) |
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本市に住所を有し次の各号に該当するもの
|
毎年9月1日現在において本市に住所を有する 満77歳以上の者 |
(改正後) | (改正前) |
---|---|
|
満77歳以上 7,000円 満100歳 100,000円 |
特別会計
特別会計とは、特定の事業を行う場合、その事業だけに特定の歳入を充てるため、一般会計と区別している会計です。本市には次の10の特別会計があります。昨年度と比べ、国民健康保険診療所特別会計を診療所特別会計に統合したため、1特別会計減少しました。
総額 136億4,264万1千円(対前年比 -1.6%)
区分 | 金額 | 前年比増減額 |
---|---|---|
診療所特別会計 | 2億3,110万円 | 2,190万円 |
公共用地先行取得特別会計 | 411万3千円 | 0円 |
国民健康保険特別会計 | 46億8,310万8千円 | 2億6,606万3千円 |
国民健康保険診療所特別会計 | 0円 | - 3,669万5千円 |
老人保健特別会計 | 42億1,037万6千円 | - 6,464万2千円 |
介護保険特別会計 | 26億3,632万4千円 | 8,194万8千円 |
特別養護老人ホーム特別会計 | 4億8,340万円 | - 1,260万円 |
簡易水道事業特別会計 | 12億9,805万5千円 | - 4億6,065万7千円 |
集落排水処理施設特別会計 | 1,730万円 | - 1,640万円 |
旅客定期航路事業特別会計 | 4,236万3千円 | 516万3千円 |
風力発電事業特別会計 | 36,502千円 | 0円 |
企業会計
企業会計とは、地方公営企業として一般会計とは独立して運営します。運営に関する費用は、その事業の活動による収入を充てます。収益的収入では黒字ですが、資本的収入での赤字額は損益勘定留保資金などで補てんして運営します。
水道事業特別会計
収益的収入 | 2億7,424万7千円 |
---|---|
収益的支出 | 2億6,920万8千円 |
資本的収入 | 1億1,840万円 |
資本的支出 | 1億7,704万8千円 |
更新日:2021年04月01日