財務書類概要

更新日:2021年04月01日

財務書類(財務4表)

財務書類(財務4表)とは、企業会計に用いられる発生主義の考え方に基づいて作成された財務資料であり、公会計では4表【貸借対照表(BS)、行政コスト計算書(PL)、純資産変動計算書(NW)、資金収支計算書(CF)を作成することとされています。
地方公共団体の会計制度は、1年間の現金の出入りを把握することに重点を置いた現金主義の考え方に基づくものです。一方、財務書類(財務4表)では、行政サービスを提供するために保有している財産である「資産」やその対価として将来支払わなければならない「負債」の状況が把握できるようになるため、より多くの財務状況を市民の皆様に公表することが可能となります。

平成28年度決算から総務省の「統一的な基準による地方公会計整備促進について」(平成27年1月総務大臣通知)により、全ての地方公共団体において、固定資産台帳の必要性や団体間での比較を可能にする観点から「統一的な基準」による財務書類等を作成するように要請されています。そのため対馬市においても「統一的な基準」により、財務書類を作成しております。

貸借対照表(BS)

市が行政サービスを提供するために保有している財産(資産)と、その資産をどのような財源(負債・純資産)で賄ってきたかを総括的に対照表示した一覧表です。
資産とは、インフラ資産や施設等の有形固定資産や、出資金等の投資的資産、そして現金や未収金等の流動資産など、行政サービスを提供するために保有するものや将来的にサービス提供のために用いることのできるものをいいます。
負債とは、地方債の未償還元金など、将来負担しなければならないものをいいます。
純資産とは、資産と負債の差額であり、公共資産整備のために投入された国県補助金や税収等が計上されます。
表内の資産合計額(表左側)と負債・純資産合計額(表右側)が一致し、左右の均衡がとれていることからバランスシートとも呼ばれています。

行政コスト計算書(PL)

1年間(4月1日から翌年3月31日まで)の行政活動のうち、資産形成に結びつかない行政サービスにかかる経費とその行政サービスの対価として得られた財源を対比させたものです。

純資産変動計算書(NW)

貸借対照表の純資産の部に計上されている数値が、1年間でどのように変動したかを表した計算書です。

資金収支計算書(CF)

歳計現金の出入りの情報を、「業務活動収支の部」、「投資活動収支の部」及び「財務活動収支の部」の3つの区分に分けて表示したものです。

この記事に関するお問い合わせ先

財政課

〒817-8510
対馬市厳原町国分1441番地
電話番号:0920-53-6111
ファックス番号:0920-53-6112

メールフォームからお問い合わせをする