熱中症ってご存じですか?

更新日:2021年04月01日

熱中症イメージのイラスト

日射病、熱ケイレン、熱疲労、熱射病に分けられます。

日射病

どんなとき起こるの?

炎天下の会合や運動でおこることがあります。
頭や首の部分が直射日光で照らされている時に起こりやすいです。

症状は?

めまい、嘔気、嘔吐、脱力などとともに、発汗があるが、皮膚は冷たいです。

応急処置は?

意識がはっきりしていれば、安静に寝せて、水500ミリリットルに食塩5グラム(茶さじ1杯)を溶かした液やスポーツドリンクを飲ませるといいです。

熱ケイレン

どんなとき起こるの?

高温多湿な環境で作業や運動をし、多量の発汗があるにもかかわらず、水だけを補給していた場合に起こりやすいです。

症状は?

  • 頭痛、めまい、嘔気、嘔吐のほかに身体に痛みを伴うケイレンがみられます。
  • 腹痛をおこすこともあります。
  • 皮膚は温かく発汗があります。

応急処置は?

涼しい場所で寝せ、可能ならば慎重に水500ミリリットルに食塩5グラム(茶さじ1杯)を溶かした液やスポーツドリンクを飲ませます。血圧が低い場合は足を高く上げます。

熱疲労

どんなとき起こるの?

高温多湿環境で多量の汗をかき、水分の補給を行わない場合や、運動などにともない熱を身体の外に出すことができにくくなった場合などに、身体の中に熱がたまり体温が高くなり起こりやすくなります。

症状は?

全身倦怠、頭痛、めまい、軽い意識障害
発汗はありますが、体温は40度以下です。

応急処置は?

身体の表面の温度を下げます。このために濡らしたガーゼをかけたり、扇風機で風を送ったりします。熱射病へと症状がすすむ場合もあるので最寄りの病院に連れて行きます。

熱射病

どんなとき起こるの?

熱疲労と同じで高温多湿な環境下で作業や運動をした時に熱放散が不十分になると起こりやすいです。地下での作業、マラソンなどの激しい運動、炎天下の車内に閉じ込められた小児などの発症が多い。空調の悪い部屋で身体が不自由であったり痴呆の老人が発症することも多いです。

症状は?

初めは著しい汗が出ます。しだいに、口渇、頭痛、嘔気、全身倦怠感を訴えます。そのあと、汗が出なくなり、皮膚は乾燥し紅潮して熱くなり、体温は40度を超え時には42~43度になります。意識が無くなったりケイレンを起こすことがあります。

応急処置は?

緊急に病院への搬送が必要です。
救急車が着くまでにできることは、日影などに移して身体の表面の温度を下げます。このために濡らしたガーゼをかけたり、扇風機で風を送ったりします。

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部

〒817-0005
対馬市厳原町桟原52番地第2
電話番号:0920-52-0119(代表)
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