「マイナ救急」について

更新日:2025年09月08日

救急搬送時に救急隊員は、傷病者本人の名前や生年月日等の基本的な情報、かかりつけの病院やこれまで服用しているお薬など、様々な情報の聞き取りを行っています。一方で、病気や怪我で苦しむご本人や、気が動転しているご家族から、これらの情報を正確に聞き出すことが困難なケースもあります。

 

マイナ救急とは

これらの医療情報について、健康保険証利用登録をしたマイナンバーカード(マイナ保険証)を活用し救急隊が閲覧することで、救急活動の迅速化や円滑化を図ることを目的としており、これにより救急搬送された方がより適切な処置が受けられるようになります。

 

令和6年度までに、大都市を中心とした67消防本部にて実証事業が行われてきましたが、令和7年度からは全国すべての消防本部(720消防本部)で実証事業が開始されることとなり、対馬市の救急隊も10月1日から実証事業に参加することとなりました。

 

マイナ救急により、ご本人やご家族の負担を軽くするとともに、より適切な処置を受けることに繋がります。マイナ救急で医療情報を活用するためには、傷病者がマイナンバーカードを所有し、かつ、健康保険証の利用登録が完了している必要があります。救急現場では、マイナンバーカードを救急隊へ渡し、救急隊が医療情報を閲覧することについて口頭で同意いただくことで対応可能となりますので、以下の点についてお願いいたします。

1.マイナンバーカードの発行と健康保険証の利用登録

2.マイナンバーカードの携帯

マイナ救急の流れ

マイナ救急リーフレット

マイナ救急Q&A

Q.マイナンバーカードは持ち歩いて大丈夫なの?

マイナンバーカードはキャッシュカードのように持ち歩いても大丈夫です。マイナンバーカードのICチップには税や年金の情報、病歴などのプライバシー性の高い情報は記録されません。ICチップの情報を確認するには暗証番号が必要で、暗証番号を一定回数間違えると使えなくなります。

 

Q.救急車で運ばれるような緊急時でもマイナンバーカード暗証番号の入力をしないといけないの?

マイナ救急の実施にあたっては、救急隊員が傷病者の顔とマイナンバーカードの写真を確認し、本人確認を行うため、マイナ救急に使用するシステムでは、マイナンバーカードの暗証番号の入力は不要です。

 

Q.救急隊員に、救急活動に関係ない個人情報も見られてしまうの?

救急隊員が閲覧できるのは、氏名や住所等のナイナンバーカード上に記載されている情報と、受診歴や薬剤情報などの医療情報だけです。税や年金など、救急活動に関係のない情報は、閲覧できません。

 

Q.救急隊員に、マイナンバーカードを見られても大丈夫なの?

マイナ救急では、12桁のマイナンバーは使用しません。なお、マイナンバーは行政が個人を特定するために使用するもので、マイナンバーを使用する際は顔写真付本人確認書類などによる本人確認が必要です。このため、マイナンバーを知られたというだけで、個人情報が漏れたりすることはなく、何かに悪用することは困難です。

 

救急隊の閲覧情報(サンプル)

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部

〒817-0005
対馬市厳原町桟原52番地第2
電話番号:0920-52-0119(代表)
ファックス番号:0920-52-1194(代表)


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