対馬の水産業を支える藻場
対馬近海には、対馬暖流がもたらす豊かな漁場が広がり、多種多様な水産物が水揚げされています。回遊魚をはじめ多くの水産有用種が対馬近海を産卵場や餌場として利用しており、日本の漁業生産を支える重要な海域のひとつでもあります。
その豊かさを支えるのは、沿岸に繁茂する多種多様な海藻から成る「藻場」です。藻場は多くの生物の産卵場や幼魚・稚魚の成育場としての役割があるだけでなく、近年では炭素固定の場(光合成によるCO2吸収・固定=ブルーカーボン)としても注目されています。ちょうど海の中に森が広がっているような様子と役割から、藻場は“海の森”とも呼ばれます。
いろいろな藻場
ガラモ場
アラメ・カジメ場

アマモ場
以前の対馬沿岸は、文字通り津々浦々に海藻が繁茂し、季節によっては小型漁船の航行を妨げるほどだったと言います。そして、そこで採取される「磯根資源」は漁業者の重要な収入源でした。
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