対馬アマモ場今昔MAP
対馬アマモ場今昔MAP
砂泥底の浅海に生える海草の一種、アマモ。アマモが生い茂る場所は「アマモ場」と呼ばれ、沿岸生態系の基盤として海の豊かさを支えています。しかし、近年では全国的にアマモ場が減少傾向にあると言われています。その一方で、対馬のアマモ場についての記録は少なく、全島の網羅的な調査結果は公表されていませんでした。
そこで、今の対馬にどのくらいアマモ場が広がっているのか、過去にアマモ場があった場所はどこなのか、地元の方の記憶にしか無かったアマモ場の情報を一元化することを目的として、『対馬アマモ場今昔MAP』の作成を進めています。
現地調査と聞き取り調査を行い、現時点(令和6年4月現在)までに46地点の情報を集め、暫定的なアマモ場MAPを作成しました。
この調査によって、対馬では1980年ごろを境にアマモ場の減少が始まり、この40年の間に地点数比で約70%減、面積比で約90%減という実態が明らかになりました。すでに消滅してしまった地点が多く、現存するアマモ場の保全は急務と言えます。今後も調査を継続し、全島の網羅的なアマモ場MAPの完成を目指します。
なお、この調査は地域の方々のご協力によって実現しています。この場を借りてお礼申し上げます。また、島内のアマモ場情報も(過去・現在問わず)お待ちしております。水産課まで情報提供いただけますと幸いです。
普及啓発用「アマモのおはなし」リーフレット配布
アマモについて多くの方に知っていただくことを目的に、リーフレットを作成・配布しています。
教育機関への出前授業で配付するほか、市役所厳原庁舎2階の水槽前で配布しておりますので、ぜひお手に取ってご覧ください。
この記事に関するお問い合わせ先
水産課
〒817-8510
対馬市厳原町国分1441番地
電話番号:0920-53-6111
ファックス番号:0920-53-6122
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更新日:2024年04月15日